TROS Y GARREG (石踏み越えて)いろいろ
2月11日のシューイチ録音 http://watashiwatawashi.blog12.fc2.com/blog-entry-1385.html でとりあげたウェールズ民謡のTROS Y GARREG (石踏み越えて) ですが、
YouTubeで検索してみたところ、さまざまなアレンジ、さまざまな演奏の動画が見つかりました。
その中からいくつか紹介したいと思います。
まずはウェールズ語による歌唱バージョン。
歌詞の逐語訳も表示されてます。
タワシの弾いた楽譜とは節回しなど多少異なる点もありますし、歌詞に(タワシの楽譜の訳詞には出てこない)[母]が登場したりしますが、「夏」や「弾む心」などのキーワードは共通で、ざっくりいうと「短調ながら明るい曲」となっています。
次に、ギターソロバージョン。
Gerard Cousins というギタリストが編曲、演奏してます。
アレンジは、リョベートによる一連のカタルーニャ民謡の編曲を彷彿とさせる美しいものですけれど、曲の雰囲気は↑の歌唱バージョンやタワシの演奏とはまったく異なり、スローテンポで哀愁に満ちてますね。
演奏者は、この曲を「戦争を終えて帰還する兵士の歌」だとしています。そして、兵士が抱いたであろう複雑な感情~無事に帰還できる喜びと、戦死した多くの同胞を痛む気持ち、そして、未来への希望と過去の忌まわしい記憶が入り混じった~を、このアレンジで表現しようしたそうです。
確かにそんなコメントにふさわしい演奏だと思いますが、
これって、もしかして別の歌詞があるんでしょうか?「ロンドンデリーエアー(ダニーボーイ)」や「グリーンスリーヴス」もそうですから、だとしても珍しいことではないですが。
そして2台ハープバージョン。
ハープの華麗なテクニックを生かした、ゴージャスなアレンジです。アンコール・ピースとして演奏効果抜群ですね!
アレンジャーと思われるJohn Thomasですが、ありふれた名前だけにWikiで検索すると同姓同名の人がずらり。
https://en.wikipedia.org/wiki/John_Thomas
ま、ここはほぼ確実に
https://en.wikipedia.org/wiki/John_Thomas_(harpist)
この人のことだと思いますけど。生没年からしても作風に合っていますしね。
以上3つのバージョンを紹介しましたが、YouTubeには他にもさまざまな動画がありました。ほんとに便利な時代になったものです。
- [2017/03/08 09:22]
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「ああ 麗しきベルメランド」~JAZZになった、美しき北欧の民謡♪
タワシの過去記事にも何度か登場した「世界名歌110選」(全音出版社)ですが、これまで実際に弾いたり歌ったりしたことがあるのは、実はその半分にも満たないかも。
(学生時代、音楽鑑賞系のサークルに入っていたとはいえ、当時から声楽曲って意外と聴かなかったので、疎いのです)
が、昨日、これまでスルーしてきた中にもいい曲があるんじゃないかなと急に思い立ち.巻頭からチェックしてみることにしました。
たまたま譜面台に乗っていた第2巻のほうから…
そしていきなり最初の曲でグっときちゃいました!
「ああ 麗しきベルメランド」という、スウェーデン民謡です。
ベルメランドとはスウェーデンの地名のようです。物悲しくも、非常に美しいメロディーに乗せて、郷里への愛を切々と歌い上げた曲なんですね。
民謡ということで当然、作者は不詳です。古くから歌われている曲なのでしょうか。
ピアノ伴奏も非常によく書かれてます。和声がすごく綺麗♥
例によって3段譜(歌+ピアノ)を見ながら弾いてみました。
さすがに一日ではビフォー版とはいえ録音をお聞かせできる出来にならなかったです。つっかえたりミスタッチしたりしまくりで、この曲のイメージを汚したくはないのでもっと練習してからアップしますね(^^)
さてこの曲・・・譜面を見た瞬間から、どこかで聴いたことあるなあと思いましたが、しばらく思い出せませんでした(年のせい!?)
でも幸いなんとか記憶が復活しましたよ。
Dear Old Stocholm というJAZZの名曲です♪
YouTubeにもいろんな演奏がアップされていますので聴いてみてくださいネ(^^♪
でも今日はあえて、オリジナルのスウェーデン民謡 Ack Värmeland, Du Sköna のほうを貼り付けておきます。
日頃あまり聞くことのないスウェーデン語での歌唱です。
オリジナルとはいえ、タワシの楽譜に比べてかなり自由にアレンジされています。
編曲といい歌い方といい、シャンソン風で洗練された感じですが、曲のテーマである郷愁のようなものは切々と伝わってきますね♫
タワシとしてはオリジナルバージョンとジャズバージョンの両方弾けるようになりたいなあ、と思っています。
まずはやっぱりオリジナルからだな。
しかし今いろいろ練習中の曲を抱えた中、また浮気曲が増えてしまった(^。^;)
いつものことですが。
ちなみに今練習中の曲は以下のとおりデス。
◆ハイドン「驚愕」シンフォニーより2,3楽章 引き続き練習中です
◆ヨハン・ベルンハルト・バッハ「ロンドー」 バッハのいとこの作品、短調だがアップテンポで楽しい舞曲です
◆グノー「操り人形の葬送行進曲」 ちょっと不気味でちょっと可愛い。マリオネットの葬送マーチ
◆チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」 弦楽四重奏からの編曲モノ 名曲中の名曲です
◆シュトルツ「プラーター公園の春」オペレッタのナンバー風なウィンナリートの名曲をピアノで弾いてみました
他にもあるけど書ききれないのでこのくらいで(^^ゞ
Monica Zetterlund - Ack Värmeland, Du Sköna
- [2011/08/20 08:10]
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