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電子ピアノ・音遊びの予想外の効用 

だいぶ前の話ですが・・・音大でピアノを専攻した友人に「うちには電子ピアノしかなくて・・・」という話をしたとき、真顔で心配されてしまいました。
彼女曰く「それはよくないわね、本物に触れてないとどんどん下手になっていくから、できるだけ機会を作って、せめてアップライトでもいいから、弾いたほうがいいわ」やっぱりそう来たか。ガチガチのクラシック一筋で来た人だし、なんとなく予想できるリアクションでした。
そりゃ事情が許せば私だって「本物」ほしいです。家にグランドがあるなんてうらやましすぎ。
でも「電子ピアノで練習すると下手になる」とそこまで露骨に言われると、なんだかな~って、正直思いました。

最近、自分なりに、電子ピアノの欠点はもちろんですが、それだけでなく長所も具体的に実感できるようになってきたようです。
タッチとかぺダルとかが本物のピアノと違いすぎるという短所、騒音を気にせず練習できるとか場所をとらないとかの長所は、あまりにも当たり前のことなのでいまさらお話しません。
が、これも当たり前すぎることですが、電子ピアノはいろんな音が出せます。
たいていは標準設定のグランドピアノの音色で弾いていますが、時々音色を変えて楽しんでいます。
これはタワシにとって完全に気分転換、お遊びの感覚でした。
ところがこの音遊びに、意外な効用があることが判明しました。

↓ひと月ほど前に書いた、バッハの末っ子ヨハン・クリスチャンのメヌエットの記事です。
お遊び録音あり・バッハの末息子のメヌエット(←CLICK!)

ここでタワシが使っているのが「ストリングス」という音色。
原曲はハープシコードなので、記事のタイトルも「お遊び録音あり」となってます。
けれども本人の思った以上に反響があリました!ストリングス音色、大好評だったのです。
弦楽合奏を聴いているみたい 室内楽のイメージがよく出ている というコメントをいくつもいただきました。
作曲者ももしかしたら弦楽合奏をイメージしながら、この曲を書いたかなって気がだんだんとしてきます。
そしてこのお遊び録音のあと、なかなかつかめなかった、メヌエット特有のリズム感みたいなものが、体感できたように思えます。これはまったく予期してない効果でした。

このとき以来、曲によっては音色を変えての練習を、意図的に(真剣に、といってもいいかな)やっています。
バロックの曲などは、クラヴィアの曲であってもあえてオルガンで弾いてみたり。
ピアノは減衰音なので音の保持ができませんが、オルガン音色にすることによって長い音符も、音価いっぱいに伸ばすことができます。そうすると、ピアノで弾いていたときは途中であやふやになっていた声部の音の流れがしっかリ把握できるようになったりするんですね。
 
ポピュラー(ポップス)系では、前回ちょっとお披露目したボサノバのように、グランドピアノより、エレピアノンの音のほうが、疑いなくジャストフィットするような曲も多いですが、
クラシックでも意外と「他の音色」も使えるものですね。

自分の大事な相棒ですので、これからも親しく付き合って行きたいです。
そうすれば、これからもこんな風に、予想外の活躍、でタワシの助けになってくれることもあるかも。
楽しみです。
[ 2010/09/05 10:37 ] 未設定 | TB(0) | CM(8)