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『やさしい曲を美しく弾く!』が生涯の目標。ぶきっちょな独学アマチュアピアノ弾き(時々オカリナ吹き)の、ユルくて熱い音楽日記。

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金管アンサンブルで聴くBACH

2010.12.05 (Sun)
図書館がウチからごく近い(自転車なら5分弱)こともあって、ほとんどいつも何かしらCDを借りているタワシですが、今借りているのがP.J.B.E.(フィッリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル)の「ヨーロッパの宮廷音楽」というCD(F32L-50544)がなかなか興味深かったので、ちょっと紹介したいと思います。

P.J.B.E.とは、1951年の結成から1986年の解散まで、ブラス・アンサンブルの世界をリードし続けてきた団体で、その名のとおりリーダーは、トランペット奏者のフィリップ・ジョーンズという人です。2000年に亡くなったので今年は没後10年の記念の年ですね。解説を読むと、このCDは団体の解散後ながら彼が存命中にリリースされたもののようです(結構古い!)。
中世から現代まで、クラシックからポピュラーまで、極めて広いレパートリーを持っていたP.J.B.E.ですが、このCDは、前半がルネサンスの曲、後半がD.スカルラッティとバッハの編曲ものです。
ルネサンス音楽はまったく知識もなじみもないタワシには、やはり後半が楽しめました。

特にバッハは秀逸です!
「イギリス組曲」と「フランス組曲」からまったくばらばらに選んだ5曲を並べて、「ブラスのための組曲」というひとつの新しい組曲を構成しなおしているのですが、選曲と編曲(トランスクリプション)のセンスといい、演奏の見事さといい、完璧です!
金管楽器って上手な人の手にかかると、木管のようなまろやかな音から、金管の本領発揮という輝かしくて力強い音まで、本当にいろいろな表情が出せるのですね。
(同時収録のスカルラッティの曲もそうですが)本来チェンバロのための独奏曲ではありますが、それをいくつもの楽器が演奏することで、各声部の音の動きがよくわかり、大いに演奏の参考にもなります。
主題が、いろんな楽器の間を受け渡されていくのを追いかけるだけでもなかなか楽しいです。
「ブラスのための組曲」のフィナーレ(最終楽章)は、フランス組曲第5番の「ジーグ」ですが、この演奏を聴くと曲の構造がホントにすっきり頭に入ってくるようです。

ところで、フィリップ・ジョーンズという人ですが、あるとき車を運転していたら愛用のトランペットケースを轢いてしまい、それをきっかけに引退を決心したというエピソードがあるそうです。
トランペット「ケース」を轢いたということは、ということは中身はカラで,愛用の楽器そのものは無事だったのでしょうか?この話を読んでからずっと気になっています。
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