FC2ブログ
『やさしい曲を美しく弾く!』が生涯の目標。ぶきっちょな独学アマチュアピアノ弾き(時々オカリナ吹き)の、ユルくて熱い音楽日記。
前回の日記のとおり、ショパンのマズルカを4,5曲まとめてリベンジ中のタワシです。
そんな折、インターネットの無料楽譜サイトをいつものように何を探すともなく[散策]していたときに、とっても面白い楽譜を見つけました。
Chopinの<Love me>という曲です。
ええっ ショパンにそんな曲あったっけ? もしかしたらあの有名なショパンじゃないのかな?
と思いつつも楽譜をDLしてみることに。

1ページ目。普通のピアノ譜?3拍子で八分音符主体の割とシンプルな楽譜。でもこれどこかで見たことあるような・・・??
2ページ目。突然、歌とピアノの3段譜になった。歌曲だったのか!
そして歌のメロディーをたどってみると・・・
それはなんと、ショパンのマズルカの中でも比較的有名な、作品33の2(ニ長調)そのものでした。歌手の声域にあわせてイ長調に移調してありましたが。
7ページある楽譜を最後まで目を通しましたが、歌い手の技術をぞんぶんに見せるパッセージ、長いトリルなどを盛り込みつつも、原曲のマズルカの姿はまったく損なわれていません。
興味深いのは原曲のコーダの部分をイントロに置き換えていることです。それで最初見たとき、気がつくのに遅れたのです。
ともかく、楽譜を見た限りでは、なかなかよくできたアレンジという印象を受けました。
歌詞は、英・仏・独の3ヶ国語の併記です。
英語の歌詞をチラッと目を通したら、当然といえば当然ですがタイトルから想像されるとおりのラブソングですね。
当時の人の感覚では、いまどきのJPOPみたいなもの(通俗歌曲、というのか)なのかなぁ?

さて、好奇心旺盛で調べ物するのがけっこう好きなタワシ、この曲の由来についても調査してみました。
その結果、フランスのメゾ・ソプラノ歌手で、ショパンとも親交の深かった、ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア(1821~1910)という人がアレンジし、歌詞をつけたことがわかりました。
ポーリーヌについてはウィキペディアの次のページを参照のこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2%EF%BC%9D%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%89

歌も演技もうまい優れた歌手だっただけでなく、作曲や語学の才能にも恵まれさまざまな言語で声楽曲を作ったという大変な才媛ですが、とても意外なことに、この人は美人ではなかった・・・というより、「摩訶不思議な顔立ち」と評される平均以下の容姿の持ち主だったようです。
音楽史に出てくる女性って、クララ・シューマンやファニー・ヘンゼル(メンデルスゾーン)、セシル・シャミナードなどキレイな人が断然多いイメージですが、ポーリーヌさんはそうじゃなかったんですね。お姉さんは大変美人だったそうで、これはますますつらいですね・・・。
「天は二物を与えず」って絶対嘘じゃん、と常日頃少々ひがんでいる(?)タワシにとっては、とっても親近感を覚える女性です・・・(注:あくまで容姿についてのみですよ!歌や作曲や語学の才能は似ても似つきませんから!)

彼女がマズルカに歌詞をつけたもの、ほかにも数曲あるようです。
引き続き調査を続行すると同時に、いつか、声楽をやっている音楽仲間と共演することを目指して、ピアノパートの練習してみようかなとも思っています。

FC2blog テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

【2010/12/18 19:31】 | 未設定
トラックバック(0) |


エラニユース
ショパンのマズルカにそんなアレンジがあったなんて
ちょっと驚きました(@_@)
しかも他にもあるなんて!
アレンジされるのを嫌う方もいらっしゃるとは思いますが、
アレンジが良ければ私は全然OKですねー。
っていうかぜひ聴いてみたいです!
お仲間と演奏してUPして下さるの楽しみにしてますね(^^♪


つむじねこ
そんなアレンジがあったなんて驚き!
でも言われてみればショパンの曲ってどれもラブソングにぴったりの美しい旋律ですものね。歌と合わせて演奏するのが楽しみですね。私も是非是非聴いてみたいです。

それにしても摩訶不思議な顔立ちって・・・。私、後世に顔立ちについてのコメントを残されることのない凡人で良かった(^_^;)

エラニユースさん>
私はタワシ
コメントのお返事遅れてごめんなさい。週末はクリスマス礼拝とその準備で忙しかったので・・・

アレンジもピンキリで、こんなアレンジじゃ原曲がかわいそう、と思うのもたまにありますが、いいアレンジは、原曲の魅力をかえって再発見させてくれたりもしますね。
このアレンジ、よくできているなあと感心するのですが、声楽のど素人の目から見ると、歌のパートなかなか難しそうです。長いトリルとか、やたら細かい装飾音とか。
歌の友達もプロではないので、録音までいくには結構時間がかかるかもしれませんね。気長にお待ちくださいませ。


Sleeping
ショパンの時代でも、こういう「カバー曲(??)」ってあったんですね。なんていうか、音楽って生きてるんだなぁって思いますね。

このボーリーヌさん、容姿がイマイチということですが、かなり魅力的な方だったようですね~モテモテじゃないですか!!何か特別な魅力があると、その人の全てが輝いてくるんでしょうね~

とっても興味深いお話でした。楽譜散策、侮れませんね~!
タワシさんレポート、とてもおもしろかったです♪♪

つむじねこさん
私はタワシ
クリスマス礼拝で多忙のため、コメントのお返事遅れました。ゴメンなさい~

その後の調べ(笑)で、この曲を含む、ポーリーヌさんによるマズルカのアレンジ(全4曲)がCDになっていることが判明しました。NAXOSという珍しい曲のCDばかり出しているレーベルから(やっぱりねぇ)発売されてます。私はまだ未聴ですが。
http://ml.naxos.jp/album/8.572499

摩訶不思議な顔立ち・・・うーん あまり(いや、全然)ありがたくない評価ですよね。
しかも美人のきょうだいがいるってますますつらいところです。でもそれを補って余りある才能の持ち主だったようですね。
とはいえいろんな意味で凡人はいいです。凡人バンサイ(爆)♪

Sleepingさん>
私はタワシ
いつもの日記とはちょっと趣向を変えたレポート風の文章になりましたが、楽しんでいただけてよかったです。

これ、まさにカバー曲ですよね。
ショパンの曲は芸術作品としてだけでなく、大衆芸能(?)としても人気上がったのでしょうね。
その後も、「愛情物語」という映画(往年の名画!)で、有名なノクターン第2番がムード音楽調のアレンジで取り上げられたり、「別れの曲」に世界各国で歌詞がつけられたり(もちろん日本語も)ほんとにショパンの人気は尽きることがありませんね。

ポーリーヌさんの人気のすごさにもびっくりデス。交流のあった人や、影響を与えた人、すごいビッグネームばっかり!才能はもちろんですが、内側からにじみ出てくる人間的魅力のようなものもあったんだろうなあ・・・

コメントを閉じる▲