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Bach「Agnus Dei」(BWV232)@受難日礼拝! 

すっかり遅くなってしまいましたが、先週の金曜日の「受難日礼拝」の報告をしたいと思います。

受難日礼拝で今年もバッハを弾く!と決めたのは、なんとその週の月曜日になってからでした。
あくる日牧師先生「曲をを変えたい」と申し出てあっさり承諾してもらいました。
が、その週に限って、身内の不幸や重病などで、欠勤者が相次いで、職場がいまだかつてないほどの人手不足に。連日、早出や残業で、心身ともに疲れ果て、ピアノに向かう気力もないという危機的状況に陥ったタワシなのでした。
こうなってしまうと曲目変更が裏目に出たかなあと思わざるを得ませんでした。最初の候補曲「教会のアリア」のほうが格段に易しかったからです。(技巧的なアレンジのバージョンもあるのですが、タワシにはそんなの弾けるわけがありませんので・・・)
でも、受難日礼拝の意味と、曲の内容を照らし合わせてみるとやっぱり、明らかにバッハのアニュス・デイのほうがふさわしい。それに、一度変えたものをさらに2度3度コロコロと変更したくはありません。
というわけで、疲れた身体に鞭打って頑張るしか選択肢は残されていなかったのでした。

当日は幸い、早出はしましたが残業はなんとか免れました。
教会には定刻の40分くらい前に着き、「アニュス・デイ」を3回ほど通し、会衆賛美の伴奏もさらっと練習しました。
会衆賛美には同じくバッハのマタイ受難曲からのコラール、「血潮したたる」(讃美歌136番)も含まれています。これもぶっつけで適当に弾くわけにはいかない重みを持った曲です。
本番では部屋の照明を切って手元のライト(白熱灯)とキャンドルの光だけになるので、その予行演習もしてみました。アニュスデイはまだ楽譜ガン見状態なので、楽譜がよく見えないとまずいのですが、その心配はありませんでした。

定刻10分くらい前から前奏を弾き始め(賛美歌の中の十字架をテーマにした曲をいくつか)8時に受難日礼拝がスタートです。
寒くてお天気が悪い日だったせいか、例年になく参加者の少ないさびしい受難日礼拝となってしまいましたが、式は滞りなく粛々と進みました。
そして閉会の言葉のあと「後奏」としてタワシのソロ演奏です。
この教会での受難日礼拝での奏楽奉仕も3回目となり、勝手もだいぶわかっていますので、緊張などはほとんどしませんでした。
が、曲の出だしから、若干速めのテンポで入ってしまいました。イエス様が鞭打たれて傷ついた身体で、重い十字架を担ぎ、血と汗を流しながら重い足取りでよろよろとゴルゴダの丘を登っていく情景をあらわすためにもできるだけ遅めのテンポで弾きたかったんですが、練習のときからどうしても途中で早くなってしまう癖は直らなかったんです。嫌でもメトロ練習すればよかったのかなあ・・・
練習の最終段階では、運がよっぽどよければほぼノーミスで弾き通せるところまでこぎつけましたが、やはり本番でいつもと違う楽器、しかも独特の雰囲気の中で、それに期待するのは無理というものでした。
何度か、せっかくの内声がすっぽ抜けたり、ありえない和音を弾いてその後をとっさに捏造でフォローしたり、という場面がありましたが、特に有名な曲というわけではないのもあって、たぶんあの場にいた会衆には悟られなかったんじゃないかとは思います。
だからいいというわけでは決してありませんが・・・練習期間の短さと疲労というハンディを思えば、タワシの実力的にあれでも十分な出来だったと思います。大崩壊しなかったのは、神様のあわれみでしょうね。

教会の人はいつもタワシの演奏に暖かい反応を示してくれます。
牧師先生から「遅い曲が難しい、という意味がよくわかりました。独特の緊張感がありましたね」と言われました。
基本的には、聞いている人が「楽しくなる」か「癒される」ような演奏がしたいなあ思っていますが、こんな曲に限っては緊張感も大事かもしれませんね。

というわけで何とか無事に任務終了です。
録音は・・・ありません。
あったとしてもあれじゃ捏造箇所が多すぎて皆様のお耳汚しですから、とてもじゃないが公開はできなかったでしょう。
せっかく手がけた以上、この曲は折に触れて練習していきたいと思うので、そのうち録音アップする機会があるかもしれません。
そのときは「タワシワールドじゃない~!」などとおっしゃらず、広い心で受け入れてくださいね。

なお、イースターは日曜出勤で礼拝に行けませんでした(涙)
ポットラックパーティー(持ち寄りの食事会)なども楽しみにしていたのですが残念!
来年は何とか休みをキープしたいと思います。

以上、簡単ながら金曜日のレポでした~。