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「リヒテル/ピアノ名演集」を聴く 

前回の「火傷」の記事では、皆様にご心配をおかけしましてすみません。
負傷当日は冷凍食品の切り身魚でひたすら冷やしまくり、症状が少し落ち着いてからは以前にも紹介したことのあるクマザサの軟膏「サンクロン軟膏」を塗っています。
このお手当てが良かったのか、タワシに意外と回復力があるのか、とにかく経過はきわめて良好です。
昨夜からピアノも普通に弾き始めました。(そもそも火傷した箇所は鍵盤には当たらない指の甲のほうで良かったです)
今日はもうほとんど痛むこともなく、水ぶくれもずいぶん小さくなっています。

さて今日のタワシのBGMはこれ。
リヒテル/ピアノ名演集 スヴャトスラフ・リヒテル
20世紀を代表するピアニストの一人、ロシアのスヴァトシラフ・リヒテルの壮年時代(40代後半)の名演集です。

バッハ、ショパン、ドビュッシー、ラフマニノフらの名曲を中心に据えた選曲で、それらも文句なく堂々としてすばらしいです。男性的でスケールが大きい演奏で安心して聴けます。
しかし、月並みなレパートリーよりは一味変わったものを好むタワシとしては、ハイドンの「ピアノソナタ第44番ト短調」に、もっとも心惹かれました。
CDのブックレットには「感情過多様式を示す一曲」と紹介されているだけあって、古典派の曲にしてはかなりメランコリックな一面も持った曲です。そのいっぽう、スカルラッティを思わせる軽やかで自由奔放な部分もあって、なかなか興味深く魅力的な曲だと思います。
この曲はヒストリカル楽器より、この演奏のようにモダンピアノで聴きたいなあ。

シューベルトのレントラー(D366)の中から4曲をセレクトしてメドレーで弾いているものも、実にいいです。
タワシも去年の「音楽の星座」で、これと同じようにシューベルトのワルツを何曲か選び、繋げて弾きましたが、リヒテルの選曲と曲の繋げ方、そしてこのような小品にも一切手抜きがなく行き届いた演奏は、まさにお手本ですね。
シューベルトのワルツ・レントラーはかなりの曲数がありますので、タワシもそのうちまた、前回とは違った選曲でまたメドレーをやってみたいと思いました。