「坂東翔一郎ピアノリサイタル」に行ってきました 

11月23日(勤労感謝の日)さわやかな秋晴れの下、「坂東翔一郎ピアノリサイタル」に行ってきました。
最近わがブログの読者になってくださった方々のために簡単に説明させていただくと、
坂東翔一郎(ばんちゃん)さんは「自閉症」というハンディを持ちながら 父、安次郎さん(ばんちゃん父さん)と二人三脚で音楽活動をしている「チャレンジド・ピアニスト」です。
安次郎さんのブログ「音に思いをのせて…」を通してばんちゃんさん父子の応援団ともいうべき「おんそうず」というオフ会が立ち上がりすでに7回を数えています。
おんそうず設立時からのメンバーであるタワシは、牧師先生の了解を得て日曜礼拝を休ませてもらい、ばんちゃん父子の応援に行ってまいりました。

会場の葉月ホールハウスは、毎回のおんそうずの舞台としてタワシにはすっかりおなじみ。
オーナーさんはばんちゃん父子と親交が深く、今回のリサイタルにも全面的に協力してくださっているそうです。
葉月ホールハウスは、緑ゆたかな「善福寺公園」という広い公園に面した、隠れ家のようなサロンです。
ピアノをはさんで前と後ろに客席があるというちょっと珍しいスタイルの会場。
午前と午後の2回同じプログラムで開催され、タワシは午後の部を聴きました。
客席はほぼ満席状態でした。

司会の安次郎さんの、笑いあり、涙ありのトークを交えつつ、
2部j構成でバッハ、ベートーヴェン、ショパン、リストらの名曲を、想いのたけをこめて熱演する翔一郎さん。
演奏はどれもその熱い想いを客席にしっかり届けてくれるものでした。
個人的にはブルグミュラーの3曲、特に18の練習曲からの「ゴンドラの船頭歌」が印象に残ってます。
熱演だった月光ソナタの全楽章やショパンのエチュードをさておいてブルグミュラーの演奏を真っ先にたたえるのはどうなんだろうという気も少々しますが、あまりこういう場では取り上げられることがないので新鮮だったし、大人のブルグミュラーならではの余裕が感じられて、曲の魅力も再発見できました。
隣に座った方も、この曲が一番印象的だったようで「イタリアの青空が見えるみたい」と、拍手を送っていました。
プログラムにはない「番外編」で、安次郎さんが翔一郎さんの伴奏で「涙そうそう」を歌う場面もありました。客席でハンカチで涙をぬぐう人を何人も見ました。安次郎さん、午前の部では号泣してしまい歌にならなかったのでその反省を踏まえて泣かないように努力したとのことで、午後の部では、涙声になるくらいでかろうじて踏み止まってました(笑)
プログラムの最後は、ピアニスト・坂東翔一郎の原点ともなった、特別の想いのある曲「ラ・カンパネラ」でした。
その演奏を聴きながら、コミュニケーションが苦手という翔一郎さんだけれど、こうして「音に想いをのせて」言葉より雄弁に語り、人とつながれるのはなんとすばらしいことだろう、と考えていました。

プロのピアニストである翔一郎さんとは比べるべくもありませんが、タワシも同じく、ピアノ(音楽)を通して、人とつながりたいという希望を持っています。
今年はこれで音楽関係のお出かけの予定は最後です。(さびしい~)
次は来年2月の「おんそうず8」ですね!ばんちゃん父子をはじめとする皆様との再会&新しい出会い、今から心待ちにしております。