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<今週の録音>The Crucifixion〜十字架にかかりて〜(Geibel) 

今回のシューイチは、本来、受難日、または受難週に演奏するのが最もふさわしい曲です。
タイトルの The Crucifixion は「磔刑(たっけい)」つまり十字架刑のことです。
とはいえ、受難日(週)でなくとも、いつでもバッハのマタイ受難曲を聴いてもいいように、こういう曲も、弾いてはならない日があるわけではないので、今回アップさせていただきました。

この曲を書いた Adam Geibel 1855-1933 は、ドイツ系アメリカ人の作曲家。
8歳の時、感染症が元で失明してした彼は、両親とともにアメリカ・フィラディルフィアにわたり、そこの盲学校で学んだのち、作曲家やオルガン奏者として、さらに、音楽教育、音楽出版などなど、多方面で活躍したとのことです。
作品は数多くの聖歌・賛美歌をはじめ、通俗的なポピュラー歌曲、ピアノ初心者のための教育用の曲、サロン風のピアノ小品などがあります。

この曲の詳細な出典ははわかりませんでした。彼の作品には、カンタータもあったということですからその中の一部分なのかもしれません。
メロディーも和声も、流れがとても自然で、なおかつ、深い悲しみの中にも気高い美しさを湛えています。
一般にはほとんど知られていないのがもったいないと思えるほどです。

それでは、どうぞ〜
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The Crucifixion (Geibel)

[ 2019/06/15 23:41 ] 今週の録音 | TB(0) | CM(2)