<今週の録音>涙(ムソルグスキー)

今週はいつもより一日早く、金曜日のアップとなります。
「展覧会の絵」や「禿山の一夜」で有名なロシアの作曲家ムソルグスキー(1839-1881)の知られざる小品(ピアノ独奏曲)「涙」 Une Larmeを弾いてみました。

ムソルグスキーといえばこの肖像画!

どう見ても呑んだくれのおっさんにしか見えない(?)この肖像画は、レーピンというロシアの名画家が、アル中の大作曲家・ムソルグスキーの姿を見事に活写したものだそうです。
この人の晩年は本当に痛ましいです。アル中のため官吏の仕事も失い、親しい友人や肉親とは次々と死別、離別、孤独の中でますます酒におぼれていき、ついには発狂という、最悪のシナリオに・・・

そんな彼が死の前年の1880年に、おそらくは自分の真情をひっそりと吐露するために書いた、と思われるのが、タイトルもズバリ「涙」という、この小品です。
序奏と三部形式の主部とコーダで、鏡像のような構成になっています。
長調に転じる中間部は、幸せだった日々の回想でしょうか。
曲はピカルディ終止で締めくくられています。
神による魂の救済を表しているとされる、最後の長調の主和音に、ムソルグスキーはどんな思いをこめたのでしょう・・・?

練習3日目で、まだまだ思うような細やかな表現はできていませんが、少しでも作曲者の思い、そして演奏者の思いが伝われば幸いです。
それでは、どうぞ。






涙(ムソルグスキー)

テーマ : ピアノ
ジャンル : 音楽

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今週もありがとうございます。
悲しみを感じる曲でした。

ムソルグスキーだなんて、何かあったっけ?な世界で(^^;すみません、無知で。
なかなか評価されない音楽家(というより芸術家皆さんそうですが)というのは本当に苦しく悲惨な生活ですよね。お気の毒に。

この曲 私も弾いてみたいです(☆▽☆)

死を意識した人間って自分の気持ちの深い所に素直で
独特の美しさがありますよね
この曲もとても美しいです!

ムソグルスキーさん
こんなにも悔いて懺悔しているのですから
きっと神様の下に行けたんじゃないかな?って思います(^^)

素敵な曲をご馳走様でした♪

タワシさん しっとりと素敵な曲ですね。
いつもいい曲を選曲されていて、この曲も楽譜を探して弾いてみたくなりました。
また来週も楽しみにしています。

ムソルグスキーと言えば展覧会の絵ですが、
こんな小品もあったのですね。独り言をつぶやくような曲ですね。
誰かに聴かせるためではなく、自分のために書いたように感じました。
最後は救済されたのかな…。

金魚さん>
いつも聴いてくださりありがとうございます。
作曲家に限らず芸術家って、客観的に見たら結構悲惨で不幸な人生を送る人がめずらしくないですね。特にジャズとかロックの伝説的なミュージシャンで、酒や麻薬に溺れて破滅的な最期を迎える人は多いような気がします。

ムソルグスキーのピアノ曲は「展覧会の絵」だけが飛び抜けて有名ですが、この曲はむしろオーケストラ用のアレンジのほうがはるかに演奏機会が多く、もともとオケの曲だと思ってる人も多いくらいですね。
あとは「禿山の一夜」かな これは中学の音楽の時間に「音楽鑑賞」の教材だったのを覚えてます。

いもコンさん>
いもコンさんも弾いてみたいですか?
技術的には全く難しいところのない曲なので いもコンさんなら楽に初見で弾けると思います!
楽譜は無料楽譜サイトIMSLPにもあります。
http://imslp.org/wiki/Une_larme_%28Mussorgsky,_Modest%29

>ムソグルスキーさん
こんなにも悔いて懺悔しているのですから
きっと神様の下に行けたんじゃないかな?って思います(^^)
→同感です!
「禿山の一夜」も恐ろしい魔物たちが宴会を開いて大暴れするのですが、最後は教会の鐘の音が響いて化け物たちは消え去り、静かで平和な朝が訪れます。この最後のシーンを聴いても、ムソルグスキーは、神による魂の救済を信じ、切に祈っていたような気がするのです。
信じる者は救われる!ですよね~

もりさん>
コメントありがとうございます。
選曲楽しみにしてくださって嬉しいです!とても励みになります!
今後もネタが尽きる心配は当分なさそうなので楽しみにしてくださいね~

楽譜については22日の記事に書いたとおりです。
いもコンさんへのコメントレスで無料楽譜の紹介もしておきましたので 参考になさってください。
シンプルで短い(見開き2ページ)小品なので、初見でさくさく弾けると思います♪

やぢまさん>
そうですね~まさに「大作曲家の知られざる小品」って感じの曲です。
>独り言をつぶやくような曲ですね。
誰かに聴かせるためではなく、自分のために書いたように感じました
まさにそうです!
死後数年経って出版されたそうですが、彼自身はこのような曲を出版されることも望まなかったかもなぁ~ 

最後はきっと天国で救済されたのではないでしょうか。
といっても神様以外誰もわからないことですが。
そうであってほしいと思ってしまいました。

タワシさんは、表現の幅が広いですね。何か素直でほっとするような音で。素晴らしかったです!この曲を知ることが出来て良かったです。以前に、展覧会の絵から、プロムナードと古城を弾いたことがありましたが、ただ、一生懸命形にした感じだったので。この曲を知ると知らないでは、ムソルグスキーさんに対する印象が違います。

ゆきなぎさん>
コメントありがとうございます。
悲しい曲ですが、中間部の回想シーン(?)と言い最後のピカルディ終止といい、あたたかい光がさしてほっとする場面も、あるんですよね。涙は心の浄化剤でもあります。
こういう曲の存在を知ると、作曲家への思いも変わったリしますね。彼自身はこのような曲を表に出すことは全く望んでいなかったように思えますけど、「この曲に出会えてよかった」と私は思いました。

プロフィール

私はタワシ

Author:私はタワシ
ぶきっちょな独学のアマチュアピアノ弾き。デジピ族。
クラシックピアノの王道からは外れまくりですが、自由気ままなピアノライフを楽しんでます。
特技は捏造、ミスタッチ量産。
プロテスタント教会で奏楽者もつとめています。
これまでの経歴など、詳しくは当ブログの「自己紹介」カテゴリの記事を参照してください。

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