<今週の録音>むなしく老いぬ(スウェーデン民謡)

  • 2018/02/03(土) 22:48:15

スウェーデン民謡「むなしく老いぬ」を弾いてみました♪
わずか8小節の一節(ひとふし)を、実質3回繰り返すだけの、シンプルな曲ですが、メロディも伴奏も非常に美しく、悲劇的な歌詞と相まって心に強く訴えるものがあると思います。
歌詞は、毎日浜辺に立って沖を見つめるうちに、歳月を重ねて「おみな」(老女)となった女性を歌っています。彼女が波の彼方に求めるのものは、海で遭難した、最愛の男の姿。歌詞には「背」(英語で言えば「ダーリン」ですね)とあるので夫とも恋人とも取れますね。(もっとも、日本語の歌詞しか載っていないため、原文ではどうなっているのか分かりかねますが)
彼女はきっと、若い頃は、さぞや美しい女性だったのでしょう。周囲はそんな彼女に再婚を進めたに違いありません。しかし彼女の心の中には、遭難した彼以外には、誰一人、住むことはできなかったのです。

なお、この曲は1950年発行の「独唱名曲八十番(音楽之友社)」に収められていました。
が、この曲集がリニューアルされた、2000年発行「〔ニューベストセレクション〕独唱名曲80選」には、残念ながら入っていません。
時の流れの中で、(日本では)あまり歌われなくなった、ということでしょうか。
だとしたら寂しいですね。古色蒼然とした歌詞もその一因かも。
(タワシは古文・漢文大好き人間なので、こういうう古めかしいのも、趣があって悪くないと思いますが)若い人にとっては馴染みにくい、というか、「何のこっちゃ?」となってしまいますよね。

スウェーデン民謡といえば、タワシがすぐ思い出すのが「ああ麗しきベルメランド」という曲。これまたすごく美しい曲です!これについては2011年にこのブログでも記事を書いてました!
http://watashiwatawashi.blog12.fc2.com/blog-entry-389.html
探せば他にも素敵な曲がありそう。また調べてみますね!

それでは、どうぞ〜♪
[広告] VPS


むなしく老いぬ(スウェーデン民謡)

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

タイトルと歌詞は悲しいですが曲調は穏やかですね。
「むなしく老いぬ」と言いつつ、美しい思い出を歌っているのでしょうか。

>1950年発行の「独唱名曲八十番(音楽之友社)」

すごい楽譜を持ってるのですね!
タワシさん、ライブラリアンになれそう!

  • 投稿者: やぢま
  • 2018/02/04(日) 11:48:12
  • [編集]

やぢまさん>

やぢまさんこんにちは!コメントどうもです〜♪

>タイトルと歌詞は悲しいですが曲調は穏やかですね。
「むなしく老いぬ」と言いつつ、美しい思い出を歌っているのでしょうか。
⇨すごく悲しい歌詞に、長調の、穏やかで美しいメロディーがついている例が、しばしばありますね。
幸福な時代を回想しつつ、現実に対する諦めや悟りみたいなものも、少なからずあるのかもしれません。
長調の曲で、根底に流れる悲しみや痛みを表現するのは、すごく難しいなあと感じます。時として、「デジピじゃ無理だ〜とさじを投げたくなることも・・・

>すごい楽譜を持ってるのですね!
タワシさん、ライブラリアンになれそう!
⇨楽譜、好きです。お金があれば楽譜バンバン買いたいです(自分では弾けないものも含めて)でも実際には、そんなにたくさんは持っていないですよ。
この楽譜は手元にある中ではとりわけ古い-ものの一つです。と言っても、これ、昭和63年発行の第53刷なんですが。ちなみに当時の定価は900円でした〜

  • 投稿者: 私はタワシ
  • 2018/02/05(月) 10:13:40
  • [編集]

きれいな曲(演奏)ですね。
泣きそうになりました。
タイトルも上手く付けたものです。
むなしく老いないようにしたいです。

  • 投稿者: クレモナ親父
  • 2018/02/06(火) 11:00:51
  • [編集]

クレモナさん>

>きれいな曲(演奏)ですね。
泣きそうになりました
⇨聴いてくださってありがとうございます!
練習不足のつたない演奏に、泣きそうになる、だなんて言っていただいて、感激です。
でも演奏はさておいても、本当に美しい民謡ですよね〜♪

>タイトルも上手く付けたものです。
むなしく老いないようにしたいです。
⇨原語も英訳もなく雨日本語の歌詞しかないので、もともとどんなタイトルなのか確認できませんでしたが(特に昔の訳詞は原語からかなり離れていることもしばしばあるので)一定の年齢以上の人にとっては。大いに心に訴えるところのあるタイトルですね。
クレモナさんは。むなしく、とは正反対の、有意義な年齢の重ね方されてるようだから、大丈夫ですよ〜😊

  • 投稿者: 私はタワシ
  • 2018/02/07(水) 11:01:58
  • [編集]

この曲と演奏、すごく気に入って、何度も聴かせていただきました!
うるっと来ました。

タワシさんは古文・漢文大好きなのですね(≧▽≦)
実は、私も古文・漢文萌えなんですよ~~

  • 投稿者: Nekoushi
  • 2018/02/09(金) 06:22:18
  • [編集]

Nekoushiさん>

>この曲と演奏、すごく気に入って、何度も聴かせていただきました!
うるっと来ました。
⇨ほんとですか〜!すごく嬉しいです!
ありがとうございます。

>タワシさんは古文・漢文大好きなのですね(≧▽≦)
実は、私も古文・漢文萌えなんですよ~~
⇨そうなんです!なんていうか、ロマンを感じますよね〜💓
そういえば・・・讃美歌が改定された際、古文調の歌詞が、いかにも現代的な口語調に改められ、若い人にも親しまれるためには仕方ないかなと理解しつつも、格調高く美しい日本語が消えてしまうことをとても寂しく思いました。やっぱり古文フェチなんですかね?笑
Nekoushiさんのブログを読んでいるといつも、国語力の高さを感じます✨きっと本が好きで子供の頃からたくさん読んできたかたなんだろうなと想像してました。いつかNekoushiさんのお好きな古典の話も聞いてみたいです。

  • 投稿者: 私はタワシ
  • 2018/02/12(月) 10:23:24
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する