<今週の録音>フォスター「老犬トレイ」

今週のシューイチですが、ナザレーの情熱的なブラジリアン・タンゴに夢中になっているという前回の記事から、180度方向転換して、ほのぼの郷愁路線とでも言いますか、優しく穏やかな曲を弾かせていただきました。
曲名は「老犬トレイ」。
「草競馬」「おおスザンナ」「ビューティフルドリーマー」「オールドケンタッキーホーム」など数々の名曲を世に出したスティーブン・フォスターの作品のひとつです。
有名曲が多いフォスターの歌(「歌曲」というといかにも「クラシックの声楽曲!」という曲を連想するので、この人の作品に使うのはちょっと抵抗があるんですよ)の中にあっては、そんなに知名度が高いとはいえないかも。
ハードボイルド作家・北方謙三氏の作品の中にこの曲がよく登場するそうで(あいにく未読ですが),氏の愛聴曲だったのかもしれませんね。

人生の朝は過ぎて、たそがれ時がやってきた。そんなときに夢に見るのは、優しく忠実だった愛犬・トレイと、村の草原を駆け回った、楽しかった日々のこと。トレイにまさる友に出会うことは、もう決してないだろう。
というのが歌詞の大意です。
↓英語の原詩ははこちら。(1節のみ)
The morn of life is past,
And evening comes at last;
It brings me a dream of a once happy day,
Of merry forms I've seen
Upon the village green,
Sporting with my old dog Tray.

※Chorus※
Old dog Tray's ever faithful,
Grief cannot drive him away.
He's gentle, he is kind;
I'll never, never find
A better friend than old dog Tray.

歌詞を全部知りたい方はこちらへ→
http://www.d-score.com/ar/A10011501.html

とにかくシンプルで素朴な曲でそれが持ち味なので、凝ったアレンジは意識的に避けたつもりです。
前奏や後奏もフォスターのオリジナルをそのまま生かしています。
前半は混声四部合唱をイメージして弾いてみましたが、ちょっと賛美歌チックになったかもしれませんね。
じっさいに讃美歌、聖歌に載っていても、不思議のない曲調だと思います。

素人っぽいといってもいいくらいに単純ながら、心に響くいい曲ですね。
年老いたペットを飼ってらっしゃる人や、愛するペットを虹の橋に送った経験のある人には、いっそう感じるものがあるかもしれません。(タワシはペットらしいペットを飼った経験はないんですけどね)

それにしてもこの曲を作ったときフォスターは27歳。この歌詞もとうぜん自作ですが、人生のたそがれを感じるには、27歳って・・・あまりにも若すぎませんか(苦笑)?


[VOON] Old Dog Tray

テーマ : ピアノ
ジャンル : 音楽

*コメント

なんとなく、聞いたことがあるような気がするメロディですよね。
本当に聞いたことがあるかはあいまい。

でも、うん、あいつを思い出すな。私は一度だけ犬を飼いました。ジロ。

 初めて聴く曲ですが、これは、犬を飼ったことのある人にはぐぐっときちゃう曲ですねえ。歌詞にfaithfulとありますが、すべての犬はfaithfulですよ。v-286

 タワシさんの演奏は明るいので、失った過去を嘆くのではなく、楽しかった思い出を温かくよみがえらせているようですね。フォスターもそんな気持ちを想定して曲を作ったのではないでしょうか。当時本人は若かったようですが、きっと人生の黄昏かくあれかしと思って作曲したと想像します。

心休まる曲ですね。

綺麗なピアノ演奏をありがとう。

フォスターと言えば音楽の時間に習った「主人は冷たい土の中に」を思い出します。
結構好きでした。

この曲は聴いたことなかったけど懐かしさのある曲ですね。
とっても素敵です。

歌詞を読みながら聴いていたら、ちょっと泣けそうでした。タワシさんのこれ系、本当に大好きなんですよ。

とても気に入ったのでYoutubeでフォスターさんの曲をいろいろ探してたら、こういう曲って難しいんですね。どれも若干自己満足(失礼!)な演奏ばかりでちょっと残念。(ちらっと見ただけで、ちゃんと探したわけじゃないけど)

よかったら他の曲もメドレーで弾いて欲しいなぁ~~願

とびたかさん>

>なんとなく、聞いたことがあるような気がするメロディですよね。
→うんうん、わかりますよ。フォスターの作品自体が、実際初めて聴く曲でもそんな気がしない、独特の懐かしさを持っていますし、彼の遺したたくさんの曲の中には互いに似通ったものもあるでしょうから。

>でも、うん、あいつを思い出すな。私は一度だけ犬を飼いました。ジロ。
→飼っていたワンちゃんのことを思い出させちゃったようですね。
ピアノ弾きの皆さんの間では犬派より猫派のほうがかなり優勢のような気がしますが、とびたかさんは犬派ですか。この歌詞にもあるように「忠実さ」では断然猫より犬に軍配が上がりそうですね。

やぢまさん>

やぢまさんは動物お好きそうですよね。そんなやぢまさんに「ぐぐっと来る曲」といっていただけてうれしいです。
確かに自由奔放な猫に比べて犬は忠実なイメージがありますが、実際どの犬もfaithfulなんですねえ。

私の演奏は確かに(何を弾いても)明るいかもしれないですね。
ちょっとメランコリックな曲は大好きですけど絶望的に暗くて悲壮感のある曲は苦手かも。。。そもそもそういう曲は弾こうとも思いませんが。
しかしショパンのマズルカなんかでもうちょっと屈折した感じを出したいのにやたら健全になってしまったり、ということもあり、健康的すぎるのも考え物です。
まあこの曲は、素直に、楽しかった昔を回想する内容なので、あまりうじうじとはしないのがいいかもしれませんけどね。

lucky-heavenさん>

こちらでは久々ですね。
演奏聴いてくださって、ありがとうございます。
こんな拙い演奏でも、聴いて、少しでも心が平安になってもらえるならば幸いです。 
曲自体も 素朴ながらとても癒される内容のものですね。

フォスターの曲は高校生の時、音楽の教科書に載ってて習いましたね。ビューティフル ドリーマー(英語で書こうかとしたらスペルが怪しかったので・・・)、歌ったのが懐かしいです。フォスターの曲は、親しみやすく、きれいで好きですが、この曲は初めて知りました。どこかで聞いたことあるような、そんなメロディーですね。
>凝ったアレンジは意識的に避けたつもり
この曲は、メロディーにご自分で伴奏をつけてらっしゃるのでしょうか?

そういえば、昔フォスターのアニメをしてて好きで見ていましたが、多分マイナーでしょうね。
それにしても27歳で人生にたそがれを感じるとはただものじゃないですね。

まんまるお月さん>

「主人は冷たい土の中に」覚えていますよ。中学校の音楽の教科書に乗っていたのかな。。。
故郷の人々、おおスザンナ、ビューティフルドリーマーも学校で習った記憶がありますね。
高校では「金髪のジェニー」を英語で歌いました。

この曲はそれらに比べたらかなり知名度の点では落ちると思います。でも、懐かしい気持ちを誘う、味わい深い曲だと思います。「せっかくの機会ですから、あまり知られていないけれど美しい曲を皆さんに知ってもらいたい」という思いが私はいつもあるみたいですね(笑)

Sleepingさん>

>タワシさんのこれ系、本当に大好きなんですよ。
これ系って・・・(笑)でも言いたいことはわかる。難易度でいえば疑いなくバイエルレベルなんでしょうけど、それでもこんなに反響があってうれしいです。

Youtubeって、確かに玉石混交で、こんなのを演奏の参考にしちゃ絶対まずいでしょう、というのも正直あって時々ありますよね。
自己満足、といわれると私もギクッとしちゃいます。そういう演奏を私もYoutubeに晒しているかもしれません。シューイチに至ってはさらに騒音を垂れ流していると思います(反省)

フォスターメドレーもいいですね。そのうち、どこかで弾いてみたいです。ピアノ曲としては聴き所がほとんどないと思いますが、シンプルで素朴な曲に癒されたいときにはお勧めかもしれません。

マミさん>

マミさんもフォスターの曲、学校で習いましたか。
ビューティフルドリーマー、私は高校で習ったような記憶があります。フォスターの写真も載ってて、「ああこの人だったらこんなロマンチックな曲を書くだろうなあ」などと思いながら眺めてました。

>そういえば、昔フォスターのアニメをしてて好きで見ていましたが、多分マイナーでしょうね。
ええっ、そんなアニメがあったのですか。それは興味深いです。ぜひ一度みてみたいものです。
そのアニメ、私の住んでいる地方では間違いなくやっていなかったと思います。田舎ゆえ、昔は民放が2局しか写りませんでしたからね・・・^_^;

マミさん>追伸

そうそう、お尋ねの件にお答えするのを忘れてました。ごめんなさい。
この曲は例によって、歌とピアノ伴奏の三段譜を見ながら弾きました。アレンジといえばアレンジなんでしょうか、でもアレンジらしいことはほとんどしていないといえばそうでもあり・・・。前奏と後奏もほぼ楽譜のまんまです。ただし、1節目を賛美歌風の混声四部合唱を意識した構成にしたのは、私のアイディアです。
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*プロフィール

私はタワシ

Author:私はタワシ
ぶきっちょな独学のアマチュアピアノ弾き。デジピ族。
クラシックピアノの王道からは外れまくりですが、自由気ままなピアノライフを楽しんでます。
特技は捏造、ミスタッチ量産。
プロテスタント教会で奏楽者もつとめています。
これまでの経歴など、詳しくは当ブログの「自己紹介」カテゴリの記事を参照してください。

        
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