ギターで弾く(聴く)ショパン

「ショパニアーナ-福田進一究極の名器トーレスをひく」というCDを聴いてます。


ショパニアーナショパニアーナ
(2012/12/19)
福田進一

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ショパンほど、ピアノという楽器との絆の強い作曲家は後にも先にもいないでしょう。
ショパンの曲は、ピアノの魅力を最大限に引き出せるよう、隅々まで、細やかに設計されつくしたものです。
それゆえ、ショパンのピアノ曲をほかの楽器で弾くことを邪道といってはばからない人さえいます。
しかし、タワシは、「ピアノ曲」であると同時に「音楽」でもあるからには、豊かな音楽性と確かな技術を持った奏者の手にかかるなら、他の楽器であっても十分鑑賞に堪えうるものになる、とも思っています。

このCDでは、クラシックギタリスト福田進一氏の歌心あふれる演奏が、「ギターでひくショパン」の魅力を十二分に伝えています。
「夜想曲第2番op.9-2」や「前奏曲op.28-15・雨だれ」のような超有名曲は、プロアマ問わずあまりにも皆に弾かれまくって、もうおなかいっぱい、ごちそうさまという印象があるんですが、ギター演奏だとまるで生まれ変わったように新鮮に耳に響きます。
でもタワシが、個人的により心を惹かれたのは、やっぱりマズルカ。
パーソナルな楽器であるギターには、バラードやスケルツォのような大曲より、「音で書かれたショパンの日記」とも呼ばれるマズルカのような小品のほうが断然よく似合います。
そしてピアノによる月並みな演奏より、このマズルカの演奏のほうが、タワシにとってはにはるかに多くのインスピレーションを与えてくれるんです。

ただひとつ・・・気になったのは、移調している曲が多い、ということ。
これは楽器の特性上仕方のないことだ十分にわかっています。その調性のほうが、演奏が容易になるのみならず、ギターを美しく響かせることができるのですよね。
それでもやはり原曲と違うキーで弾かれると、多少の違和感があるのはぬぐえません。
特にショパンは、曲の調を選ぶとき、他の作曲家にもまして音楽的に熟慮したひとのように思います。

CDの中には少数ですが、ショパン以外の作曲家の曲も入っています。
フランシスコ・タレガ。「アルハンブラ宮殿の思い出など、甘美で叙情的な名曲の数々で知られるスペインのギタリスト作曲家です。
クラシックギターを弾く(または聴く)人にとってはとても馴染み深い名前ですね。
このアルバムに、タレガのマズルカがショパンのマズルカの中に混じっていても、何の抵抗もなく、本当に自然に溶け込んでいるのには驚きます。
タレガのギター曲も久々に(これまで知らなかった曲も含め)もっと聴いてみたいと思ったタワシでした。

↓は、タレガの遺した4曲のマズルカのうちの一つです。


Julian Bream on Francisco Tárrega - Mazurka in G Major

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

Secret

タワシさんはやっぱりマズルカ…^m^

私ね、タレガのギター曲、とっても好きなんですよ。おませだったもので^^;子供のころにとっても惹かれました。マズルカもあったんですね。
私は逆にこのギター曲を何とかピアノで表現できないのかなぁって思いましたけど、やっぱり難しいんですよね(ーー;)

移調

ショパンは弾きやすい調で作曲していた節もありますね。ギターに編曲するときも弾きやすくよく響く調に移すことは問題ないと思えます。
でも推敲にこだわったショパンが違う編成への編曲について、どう思うのかはとても興味深い問題です。
なにか言明がないか探してみても面白そうです。

ギターでも

私はタワシさん おはようございます。
私のブログにコメント ありがとうございました。

ショパンは、ピアノの魅力を最大限に引き出した作曲家ですね。
ギター演奏だとまるで生まれ変わったよう に新鮮に耳に響くんですか。
マズルカは、ギターに合いそうです。
私も、移調していない楽譜を 求めます。
私はタワシさんと私は、気が合いますね v-345
タレガのマズルカは、やっぱり タレガらしかったです(笑)

ではでは☆

おおお!!

ショパン没後150年の記念年だった1999年、ショパンに関する色んなオムニバスCDが出ていました。もともとクラシックやポップスの異文化交流モノが大好きだった僕はこの年こういったショパンの編曲CDを何枚か買いました。

その中で、ポーランドのジャズマン、アンジェイ・ヤゴジンスキによるショパンのジャズ化なんかも大好きなCDだったりしますが、この福田さんのギター演奏も大層気に入っており今でもよくかけます。でもまさか今日になって、この10余年前のCDの記事を目にするとは思ってもいませんでした・・・タワシさんのブログで!!! ちょっとうれしい驚き♪

マズルカの編曲、ポルタメント奏法はピアノではできないので、とってもいい味出てますよね~。解説にもありましたが、ショパンはギターのために書いたんじゃないかと思ってしまうほどの名編曲ぞろいですよね。ノクターン2番も、ギターに移したとたんに超絶技巧曲に大変身しまうところとか、もう可笑しくて可笑しくて(笑)

ちょっと興奮気味に、沢山書いてしまいましたごめんなさい^^;;

金魚さん>

>タワシさんはやっぱりマズルカ…^m^
あはは、やっぱり…と思ったでしょ?私はやっぱりノクターンより、ワルツより、土の匂いのするマズルカですよね。

タレガのギター曲、ひそかにファンは多いと思いますよ。金魚さんも子供のころから好きだったんですね♪
曲にもよりますがピアノで弾いても十分に素敵なものもあるんじゃないかなあ。マズルカなんかは、とてもショパンの影響を強く受けていて、こうしてショパンの作品と一緒に並んでいても区別がつかない感じですもの。
タレガの作品ではやったことないけど、前に他の人のギター曲をピアノで弾いたら、なかなか好評でしたよ☆

倉田 公 さん>

お久しぶりです!今はピアノの先生をされているそうで、さすがですね。

私、移調することは必ずしも悪いとは思っていませんよ。やっぱり楽器にはそれなりに得意な調、不得手な調というのがありますものね。特に絃楽器には開放弦を生かしやすい調というものがあります。演奏の困難さが全然違うだけでなく、やっぱり得意な調で弾いたほうが響きは美しいですよね。
ただそれでもやっぱり聴きなれた原調と違う戸惑いみたいなものは私は感じます。

違う編成での演奏…つまりピアノ曲をほかの楽器で演奏すること、ショパンはどう思ってたんでしょうね。
私も知りたいです。
もしも何か分かりましたら、いつでもコメントくださいね。

晶さん>

おはようございます。
編曲モノって下手な人の手にかかると、本当に聴くにたえないことになってしまうんですが、この編曲はでごさんのコメントにもあるように非常によくできています。一度聴いてみて損はないですよ♪

移調は、他の楽器で弾くためには避けられないこともあると思います。
ただ何でもかんでもハ長調に移せば初心者でも手軽に弾けるだろうと安易に考えるのはどうかなとも思います。あ、もちろんこのCDのことではなく、子供や初心者向けにありがちな、「ハ長調でかんたんに弾ける○○」のような楽譜のことですよ。

タレガの作品はどれも、メロディラインが自然に流れてて、心地よいです。クラシックギターの曲ってワタシ的にはやっぱりこういうイメージなんですよね♪

でごさん>

でごさーん、久々のコメントですね、うれしいです(^o^)たくさん書いて下さって感謝ですよ。なんで謝るんですか。

でごさんがこのCDをお持ちで、しかもお気に入りだなんて。。。ショパンのCDが、世に、どう見ても出すぎるほど出回っている中、すごい偶然のような気がして感激しました!
実際、編曲・演奏ともすばらしいですよね。

そうそう、ギターもピアノと同じ減衰音ですが、ピアノにはどうしてもできない奏法がありますね。
ポルタメント!いい演奏者の手にかかると胸キュンモノですよね(#^.^#)
ヴァイオリンのポルタメントも好きですが。音色が汚かったリセンスの悪い人にはやってほしくありません(爆)
プロフィール

私はタワシ

Author:私はタワシ
ぶきっちょな独学のアマチュアピアノ弾き。デジピ族。
クラシックピアノの王道からは外れまくりですが、自由気ままなピアノライフを楽しんでます。
特技は捏造、ミスタッチ量産。
プロテスタント教会で奏楽者もつとめています。
これまでの経歴など、詳しくは当ブログの「自己紹介」カテゴリの記事を参照してください。

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